……結局、タイトルは「アンリマユの幸せ」にしてしまいました。
前回の趣味全開!なタイトルの他にも「NECESSARY EVIL」とか考えたのですが……広島・長崎への哀悼の意もありまして。
でも、二次創作で変にこの辺もじってもかえって失礼な気もして、やめました。
――個人的に、その辺りは鬼門なんですよね。戦争理論と感情論。いや、その辺りはギアスに直接関係ないので、止めておきます。
あと「神々のドグマ」とか……この場合、神は「Cの世界」でもあり「シャルル+マリアンヌ」であり「シュナイゼル」でもあり「ルルーシュ」でもあるわけですが。
ルルーシュ=神って、どう考えても死亡フラグorz
なので、却下。(笑)
型月を知っていて「hollow」までやっているという方がいらっしゃいましたし、アンリマユの説明を設定で行えばいいかなあ?と。思った次第です。
あ。あと。ライの契約者名が決定しました。設定を直しておきます。
ライの契約者名が出ている時点でお気づきのことかと存じますが、これ以降の話にはかなりオリジナル要素が入っています。
そんなの嫌だ!というかたはブラウザ機能でお戻り下さい。
夢を見ていた。
自分で選んだ眠りは深くて、ひどく重い。夢を見ていないときは漆黒の闇が広がるばかりだ。
だから、色づいたその景色を見た時、僕にはすぐこれが夢なのだと分かった。
僕はアッシュフォード学園の生徒会室にいて、周りには生徒会メンバーが全員揃っている。
書類整理に飽きたミレイさんが、ぐったりと机に突っ伏した。「もう駄目!」と叫ぶように言うと、至極冷静でルルーシュからのつっこみが入る。
「まだ10分も仕事をしていませんよ」とか「ただ日付順に並び替えるだけでしょう」など、淡々と事実を列挙する。
ミレイさんが唇をとがらせて文句を言えば、シャーリーが思わずといったように笑い出して、リヴァルが苦笑いを浮かべた。ニーナもくすくすと小さく笑いながらも、作業の手を休めない。カレンが可愛らしく首を傾げて見せる。
スザクがルルーシュを宥めて、ルルーシュが諦めと呆れを含んだため息をついた。
「少しだけですからね」
それはルルーシュが妥協したと示す言葉で、ミレイさんは立ち上がり手を叩いて喜ぶ。
まだ文句を言いながらも、ルルーシュは丁寧に紅茶を煎れた。温めたカップ。立ち上がる湯気と、やわらかな紅茶の香り。
シャーリーがお茶菓子用にと、クッキーの丸い缶を開け始め、それならとスザクがナナリーを呼びに行く。
それを僕は少しだけ離れたところから見ていた。
その輪に入るのに躊躇したのだ。
「自分」を思い出せない引け目があった。自分自身が酷く怪しくて、恐ろしい者のように感じていたからだ。
でも、それだけじゃない。
ただ単純に、興味が薄かった。
その頃は、すべてのものが薄灰色の紗がかかったようで、どれも同じに見えたのだ。
それでも――
「ライ」
呼ばれて振り返る。ルルーシュが大きな陶器のポットを持っていた。
白いポットは重そうで、きっとなみなみと紅茶が入っているに違いない。
「手伝ってくれないか?」
そう手招いたルルーシュの表情が、声音が、僕の琴線に触れた。
きっとルルーシュにとってはなんでもない事だったのだと思う。近くに人手があったから、手伝ってもらおうと思っただけなのだろう。
僕自身、なぜその時に気づいたのか説明できない。
それでも、その時にようやく、ルルーシュの瞳が宝石のような紫紺であることに気づいたのだ。
綺麗だな、と思った。
そう思ってから周りを見ると、ミレイさんが豪奢な金髪をしていることに、シャーリーの透き通るようなオレンジの髪が風になびいて輝いていることに、リヴァルの目がくるくると表情をかえていることに、ニーナが笑うと白い頬が淡く染まるのだと言うことに。
ようやく気づいたのだ。
「いい香りですね、お兄様」
そう微笑むナナリーのミルクティー色の髪がふわふわと揺れて、その後ろで微笑むスザクは翡翠色の目を笑みの形に弛ませている。
そんな当たり前のことにようやく気づいて、僕は心底驚いた。
こんなにも世界彩り豊かであることを、僕はまったく気づいていなかったのだ。
「ライも飲むだろう?」
「いただきましょう、ライさん」
優しい声音の兄妹に、僕は小さく頷いて……
唐突に、場面が変わった。
そこはすでに見慣れた黒の騎士団のトレーラーの中だった。
黒い制服を着た仲間たちが額をつきあわせるようにテーブルを囲んでいた。
広げた地図を指さしながら、次の作戦を練っている。
「こっちは迂回した方がいいじゃねえか?」
玉城さんがそう言うと、すぐさま南さんに頭をこづかれた。よく考えろと周りから言われれば、不機嫌そうに鼻を鳴らして悪態をついた。
扇さんは慎重論を展開し、カレンが反対意見を出す。学園内とは違い、カレンの表情はころころとよく変わった。
「ライ、お前はどう思う?」
黙って団員の意見を聞いていたゼロが、唐突に僕に意見を求めた。
尋ねられ、僕は一瞬考える。いくつかの可能性とルートを展開し、消去法で消していく。求めた答えを示すために、地図を指さした。
攻め上がるルートを指先でなぞりながら、細かな注意点を述べる。
ブリタニア軍が取るであろう行動もシミュレートしながら、最後まで話せば、幹部たちは一様にぽかんとした表情を浮かべていた。
思わず口を噤む。何か拙いことを言っただろうか内心で首を傾げながらも、居心地の悪い思いに黙り込んだ。
そんな僕を見て、ゼロが小さく笑った。
何故笑われるのか分からず、思わずゼロを見つめる。仮面越しに、なんとなく視線があったような気がした。
ゼロは心なし嬉しそうな口調で僕を褒める。どうやらゼロも僕と同じ考えだったようだ。僕はそっと胸をなで下ろした。
ふとカレンからの視線を感じてそちらを見れば、にこりと微笑まれた。カレンの方が誇らしげな顔をしている。
だから、僕も同じように微笑もうと努力した。
まだ、自分の感情を表情に乗せるのは苦手なのだ。僕としてはにっこりと笑ったつもりだったのだけど、唇の端を少し持ち上げて微かに微笑んだだけになってしまう。
「――ライ、お前は闘ってきたようだな」
「え?」
「でなければ、ここまで正確にブリタニア側の行動は読めまい」
ゼロの言葉に、僕は驚いた。
闘ってきた?自分が?
記憶はない。けれども、その言葉は僕の中にすんなりと入ってきた。
そうかもしれないと思う。
C.C.の薦めで入った騎士団だったけれど、話を聞いていた時ですら無意識下に惹かれるものがあったのは事実だ。
「惹かれていた」というよりは「共感していた」と言う方が正確かもしれない。
僕は何故か、ゼロに強い親近感のような感情を抱いていた。
大国ブリタニアを相手に一歩も引かず抗っている姿が、何故かとても嬉しく思えたのだ。
ふと、周りが明るくなったような気がした。
アッシュフォード学園で蘇った彩りは、さらに鮮やかになって僕の目に映る。
――ああ、そうか。
僕は納得した。
つまり、僕は彼らが好きなんだ。
アッシュフォード学園のみんなも、ここで無謀かつ物好きな戦争を挑もうとしているみんなも。
だから、守りたいと強く思った。
ライに「色」を取り戻させてくれたルルーシュを。
「色」をより鮮やかにしてくれたゼロを。
ああ。そうだ。
僕はずっと守りたいと思っていた。
その想いが僕の行動原理だったと言ってもいい。
それはずっと昔。それこそ物心ついた頃から。
辺境の小さな島国――日本出身の僕の母は、王宮で疎まれていた。
しかも長子が僕だったことが、母にあつまる妬みや反感を助長させた。僕の国でも男児の方が王位継承権が高く、末席の王妃に過ぎなかった母が、次の国王になり得る王位継承順位の子どもの母親になってしまったのだ。
女児しか持たない王妃は嫉妬に狂い、男児を持つ王妃も疎ましさから、母を罵り排した。
僕が物心ついたころには、母は外出するといつも少し俯いていたように思う。
それでもいつも笑っていた。僕を愛してくれていた。自慢の子どもだと、頭を撫でられる度に誇らしい気持ちになったものだ。
だから、母を悪し様に言う他の王妃やその子どもたちが許せなかった。
僕は守るために闘うことを選んだのだ。
まず、どんな分野であっても他の王位継承者たちよりも上を目指した。年齢も関係ない。彼らより優秀でなければ、母が罵られるのだ。
自分が母の弱みにならないように、僕はひたすらに学んだ。
僕の努力の意味を、母は正確に察していた。
小さく「ありがとう」と言ってほほえんだ顔を、今でもはっきりと覚えている。
そして、その後に続いた言葉も。
「でも、無理はしないでちょうだい。私はあなたがあなたなら、どんなあなたでも大好きなのよ。大好きで、大事な私の息子ですもの」
少しだけ困ったように続いた言葉の意味を、結局僕は理解できていなかったのだ。
無理だろうが無茶だろうが、僕はできることの全てをしようと既に誓っていた。それが、母と妹を守ることになるのだと、信じて疑っていなかった。
その考えが間違っていると気づいた時には、すでに遅かった。
本来なら母と妹が飲むはずだった飲み物に、毒が仕込まれたのだ。偶然にもそれは飲まれることはなかったが、意図は明らかだった。
それは警告。
これ以上、王位に近づくなと言う、分かりやすすぎる脅しだった。
でも、ここで進むことを止めればどうなるのか。僕には正確に分かっていた。
――力なき者ならば、殺せばいい。
王宮に棲まう悪鬼たちがそう考えていることを、僕は肌で感じていた。視線や言葉の端々、すべてから悟らざるを得なかった。
だけど、このまますすみ続けても殺されてしまう。
邪魔者を消すことに躊躇するような輩はひとりとしていない。
完全に進退窮まった僕に、希望を与えたのはひとりの男だった。
一面の麦畑を思い起こさせる金色の髪と、モスグリーンの瞳。人なつっこい顔をしていた。
当時王宮に出入りしていた学者で、名前をレヴィと言った。今思えば、本名ではなかったのだろう。
天文学と気象学の権威として王宮に招かれていた彼は、僕を見つけて笑ったのだ。
『力が欲しいかい?』
唐突な問いかけに思わず頷いたのは、当時の僕がそれだけ焦っていたからだろう。
迷うことなどしなかった。
力が欲しい。母と妹を守ることが出来るだけの力が。
それ以外など望むべくもなく――僕はただ、頷いた。
レヴィは嬉しそうに笑った。
そして、与えられたのは「王の力」。
絶対の命令を下すこの出来る「ギアス」だった。
僕はその力を使って、王宮での地位を確固たるものにした。
母や妹を傷つける者は排斥する。心優しい妹が笑えるように、国を安定させる。
勿論、他国からの侵略など許せるはずもない。
結果的に、僕は戦争をはじめた。王宮内での闘争など比較にならないほどの血を流させて。
それでも、母と妹を守りたかった。
僕の国を守りたかった。
そのために、戦い、傷つけ、殺した。
「力」を使うことに躊躇など無かった。
――そして、それが結局は母と妹を失う要因となってしまう。
守りたかった。
ただ、幸せに笑っていて欲しかった。それだけだったのに……
ギアスの暴走後、僕は眠りについた。
後悔していた。「力」など、手に入れるべきではなかったと。
絶望しきった僕は、強制的に与えられた眠りを受け入れてすべての外界を遮断した。
嘆いてうずくまって、何もしなかった。
そう――本当はそのまま、死んでしまいたかったんだ。
生きていく意味も価値も理由もなくしたと思っていたから。
でも、その選択すらギアスに縛られて、選ぶことが出来なかった。
でも、今の僕は違う。
あの頃の自分を否定できる。
ギアスが「悪」なのではない。
すべてギアスが悪い訳じゃない。
この力があったからこそ、母と妹を助けられれたことがあった。
ギアスのおかげで、出逢えた人たちがいた。彼らに、どれだけの幸福がもらえただろう。
それを思えば、僕は過去の自分の選択を肯定することが出来る。
『力が欲しいか?』
その問いをもう一度投げかけられても、否定はしない。
力は要る。
でも、力だけでも駄目だ。
それだけでは幸せは壊れてしまう。必要なのは、すべてを背負っても倒れないだけの気概と、彼らと幸せになろうと望めるだけの勇気。
そう。
もし望めるのならば、『可能性』こそが欲しい。
もう会えない彼らのために何かを出来るという可能性。
彼らとともに笑っていられたという可能性。
ああ、それが目覚めている間に欲しかった。
そうすればこの胸に燻り、凝りになって沈んでいく心残りはきっとなかった。
――未練はない。
あの時点で、彼らのためにできる最善を行ったつもりだ。
――未練はある。
もっともっと、一緒にいたかった。
「なら、いればいい」
唐突に聞こえた声に、僕は思わず目を開いた。
――目を開いた?
自分の行動が理解できず、何度となく目を瞬かせた。
岩が見える。
少しだけ潮の香りを含んだ空気はじっとりと湿っているのに、ひんやりしていた。
おかしいだろう?
強制的な眠りは封印の一種だ。目が開くことなどあり得ない。なのに……
「いつまでぼんやりしている」
聞いたことのある声が、酷く冷たい口調で続ける。
視線をずらせば、予想通り鮮やかなライトグリーンが広がっていた。
僕の視線に気づくと、彼女――C.C.は金色の瞳を細めた。
「気分はどうだ?」
「……最悪だ。身体がしびれてるみたいな感じだし、少し痛みもある。だが、そんなことよりも、どうして僕が起きているのかが知りたい」
これだけ言うだけでも疲れた。
僕は身体を起こすことを諦めて、寝転がったままC.C.を見上げた。
見上げたC.C.の後ろには石扉があり、ざっくりと刻まれた文様が紅い光をうっすらと放っている。それを見て、僕はふいに分かってしまった。
「C.C.……君が、僕を起こしたのか?」
「そうだ」
「僕が眠りを選択したことを、知っていたのに?」
「……そうだ」
無表情に頷いたC.C.の一瞬の躊躇を、僕は見逃さなかった。ゆっくりと開閉した瞳の奥に宿っていた、哀しみの色だって見つけてしまった。
だから、仕方ない。
僕は大きくため息をついて、それから一息に言う。
「僕は起きたくなかった。いや、起きたかったけれど、起きたくはなかった。だって、彼らをこの力の犠牲者にはしたくなかったんだ。この力で、僕はたくさんの傷ついて悔やんで、不幸だと思ったこともあったけど、確かに幸せももらった。だから、この力をこれ以上憎みたくはなかったし、なにより、彼らが――ルルーシュが、ルルーシュの責任の及ぶ範囲以外のことで傷つくのは嫌だったんだ」
C.C.は僕の言葉を驚いた表情で聞いていた。
何に驚いたのかはいまいちよく分からない。僕が滔々と語り出したからか、話した内容か、それともルルーシュの名前か。
「嫌だから逃げた。ルルーシュやゼロ、アッシュフォード学園や黒の騎士団から。でも、それが間違っているとは思っていない。僕はルルーシュたちを不幸にしたくない」
「……お前が巻き込む以前に、今のルルーシュは、たぶん『不幸』だろう」
C.C.の言葉に、僕は再びため息をついた。彼女から視線を外して、反対側を見ると外が覗けた。
青い空と木々の緑が見える。
世界は色づいたままだ。
「そうだろうと、思ったよ」
小さく呟くと、C.C.は「そうか」と頷いただけだった。
その声音が悲嘆を含んでいるような気がして、僕はC.C.に視線を戻した。C.C.は何でも無いような顔をしたままだったけれど、それでも幾分か憔悴しているような気がする。
「僕が眠ってから、まだそれほど時間が経っていないのかい?」
「だいたい半年ぐらいだ」
「半年……たった半年で、ルルーシュが不幸になった?」
「ああ」
頷かれてしまって、僕は思わず強く目をつむった。
「僕」という異分子がいなければ、ルルーシュは平穏な日常を生きていくのだと信じて疑わなかった。
いや違うか。
そう信じたかったのだ。彼の後ろのちらつく影に、気づかないふりをして。
「報いだろうか?」
「……何がだ?」
「僕が守ろうとする人は不幸になってばかりだ。僕は守り方を間違ってばかりいる」
「……なら、今度は間違えなければいい」
C.C.の言葉に、僕は目を開けた。
僕を覗き込むC.C.は珍しいくらい真剣な表情をしている。彼女も、ルルーシュを守りたかったのだろうか?
「僕のギアスは暴走していないか?」
「ああ。いつ暴走するかは分からない状況だが、今はまだ大丈夫だろう」
「……暴走したときの対応策はあるかい?」
「わからんな」
「酷く、歩の悪い賭だな」
僕は小さく苦笑いをした。
C.C.が僕に向かって手を伸ばす。その細い手を握って、僕は立ち上がった。
足下が少しふらつくが、何とか歩けそうだ。
「話してくれるんだろう?この半年のことを」
「ああ、お前には知っていてもらわなければならないからな」
こうして僕は、再び色彩のある世界へと戻ってきた。
翡翠の魔女に無理矢理たたき起こされて。
でも、そのことを感謝しても後悔することはないのだろうと、本当は分かっていた。
――嬉しかったのだ。
目を開けた瞬間に広がった、夢ではない色のある世界が。
だから、きっと後悔はしない。
もし後悔するとしたら、再び与えられたチャンスを僕の失敗で反故にしたときだろう。
今度こそ。
今度こそ、僕は守りたいと願った人に――僕に「色」を与えてくれたルルーシュのために、何かをしたい。
僕に持てる力の全てをもって。
C.C.はそうすることのできる「可能性」を与えてくれたのだ。
僕は決意する。その誓いに呼応するように、心臓の上辺りがチリリと痛んだ。
それでも、僕は進みたい。
――だから。
アンリマユの幸せ:プロローグ
(すべてのifを詰合わせて、目覚めるは銀の王)
********************
ライの目覚めまででした。
基本的に、ライは「ルルーシュ≧ゼロ>ナナリー≧C.C.>生徒会メンバー≧黒の騎士団」です。
これは「ギアス編ルルED」に至るまでの会話回数(だいたい)によります。
ライが「彼ら」と言いまくっているのは、まだ「ルル=ゼロ」だと確信していないからです。飽くまで分けて考えているため、彼らという表現が多くなっています。
……って説明を、後でしなければいけない自分の文章力!orz
うう。悲しすぎる。
全くの余談ですが、ライの契約者名「レヴィ」は、エリファス・レヴィ(実在した魔術師)から。「BLACK LAG○ON」ではありません(笑)
次回は、ルル視点でお送りします。
……一人称、難しい。本当に神坂先生を尊敬する。