ライ「――だから、ここはこうなるんだ」
スザ「なるほど……ライの説明は分かりやすいね」
ライ「そうかな?」
スザ「うん。教えるのがうまいってことは、きちんと理解できてるってことだよ。すごいな」
ライ「スザクは軍の仕事もあるから……」
スザ「ライだって記憶探ししてるし、いろんなところに顔をだしてるだろ。やっぱりすごいよ」
ライ「あ、ありがとう」(赤面)
スザ「どういたしまして」(笑顔)
ルル「……」(睨み付け)
スザ「もしライがよかったらこれからも教えてくれる?」
ライ「え?ああ、もち」
ルル「駄目だ!」
ライ「ろんいいよ――って、ルルーシュ。何が駄目なんだ?」
ルル「ライ、お前ナナリーに折り紙を教える約束をしていただろう!」
ライ「ああ。当然、ナナリーとの約束も守るよ。スザクは仕事で忙しいだろうから、夜に僕の部屋で」
ルル「な!」
スザ「お邪魔してもいいの?」
ライ「スザクならいつでも歓迎するよ」
ルル「そ……」
ライ「?ルルーシュ、どうかしたのか?」
スザ「どうもしていないと思うよ?」(いい笑顔)
ライ「……何故だろう?スザクの笑顔が妙に黒く見える。君、ルルーシュの悪影響を受けていないか?」
ルル「どういう意味だ!」
ライ「いや、まあ……そのままの意味なんだが。それよりも、どうしたんだい一体。なんだか変だ」
ルル「別に変じゃない」
スザ「まあ、素直になった方がいいと僕は思うけどな」
ルル「スザクは黙っていろ!」
スザ「はいはい」
ライ「スザク?ルルーシュ?」
ルル「と、とにかく、だ!」
ライ「うん」
ルル「夜に他人を部屋に入れるのは感心しない 」
ライ「スザクでも?」
ルル「スザクでも、だ!」
ライ「……(考え中)……ああ、そうか!」
スザ「(さすがにこの言動じゃあライも気づいたかな、ルルーシュの気持ちに)」
ルル「!(さすがにバレたか?だが誤魔化し方はいくらでも……!いや、 むしろ誤魔化さない方が……)」
ライ「クラブハウスにはナナリーもいるものな」
スザ「え?」
ルル「は?」
ライ「いくらスザクとはいえ、夜に異性が出入りするのは外聞的によくないよな」
スザ「(うわあ……そういう思考になるんだ)」
ルル「(助かった……のか?これは?そうなのか?)」
ライ「すまなかった、ルルーシュ。気がつかなくて……」
ルル「いや、分かってくれたならそれでいい」
ライ「スザク、すまない。スザクの空いた時間に図書館にでも行こう」
スザ「うん、そうだね」
ルル「図書館なら俺も結構出入りするからな。時間があったら教えてやるよ」
スザ「(うーん、魂胆丸見えだけど)ありがとう、ルルーシュ」
スザ「(これは……違う意味で大変だろうなあ、ルルーシュ。僕も邪魔するし)」
ルル「(なんだか、やっぱり腑に落ちん)」
ライ「(ふたりともやっぱり仲がいいなあ)」
********************
白いスザクが好きです!(再主張)
白いスザクが好きです!(大切なことなので2回言いました)
白いのが好きなんだって!orz(自分に絶望しました)
……なんで黒くなってるんだよ。。・゚・(ノД`)・゚・。